新型コロナウイルスに関して情報整理(メモ)2/2の時にメモしてた内容
新型コロナウイルスに関して情報整理(メモ)2/2の時にメモしてた内容
12末頃、中国にて新型コロナの報道を確認
1月1週。新型コロナの報道が徐々に増えだす(まだかなり楽観)
1月2週。新型コロナの報道が徐々に増え、中国では初の死者の確認。
1月3週。諸外国でも症例が徐々に確認される。WHOは緊急事態宣言見送り。
マスク関連銘柄が物色されだす。
1月4週。中国での悪い報道が急増。マスク関連銘柄が急上昇。
1月5週。欧州でも患者が増え、週末WHOは緊急事態宣言を発動するが、かなり中国寄りだったことから、WHOの発表内容を重視せず先進各国は独自の防衛として欧米は中国への渡航禁止を始めだした。WHOは渡航禁止するほどではなく制限すべきではないと推奨していた。マスク関連銘柄がさらに上昇。週末一旦上値が意識された(?)。NYダウは急落。
【現状の情報整理】
・中国の製造は春節を終えたが2/9まで休業する企業が多い。休業延期の延期可能性あり。
>北京市は1月31日、市内の企業に対して2月9日まで原則出勤を控えるよう求める通達
>を出した。電力や通信のインフラ、医療機関や医薬品の製造関連を除く企業に対して、従
>業員が在宅勤務などで業務対応することを指示した。
>中国政府は本来1月30日までだった春節休暇を2月2日まで延長することを決定済み
>だ。さらに上海市、広東省などでは9日まで企業の休業期間を延ばした。湖北省では春節
>休暇を13日まで延長した。
日本経済新聞 2020/2/2 中国経済、春節明けも休止、新型肺炎で生産再開延期
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55156300S0A200C2MM8000/
・中国のGDP
ブルームバーグ・エコノミクスが、03年のSARS流行時を基に推計。4-6月には持ち直す見込み。
>中国の新型コロナウイルス感染拡大が国内総生産(GDP)に深刻な影響を及ぼせば、国
>内経済の成長率は1-3月に4.5%と、昨年10-12月の6%から急低下する可能性があ
>る。ブルームバーグ・エコノミクスが試算した。
ブルームバーグ 2020/1/31 中国経済成長率、1-3月に4.5%に低下も-新型ウイルス深刻化なら
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-01-31/Q4Y2MFDWX2PX01
・渡航
欧米だけでなく、世界的に中国への渡航注意勧告
2020/1/30 BA、中国への直行便停止 英政府の渡航自粛勧告を受け
https://europe.nna.jp/news/show/2001570
2020/1/30 ロシア、中国への渡航自粛を勧告
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55063450Q0A130C2EAF000/
2020/2/1 米航空3社、中国行き直行便を休止へ 政府勧告受け
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55136460R00C20A2000000/
2020/2/2 航空便停止相次ぐ
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO55156740S0A200C2MM8000/
<参考>中国は2019年6月に中国は銃撃や強盗、窃盗が頻発していることを理由に米国に対して渡航注意喚起している。米国への仕返しと思われる。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-06-04/PSKDPW6JIJUO01
・中国政府の経済施策
2020/2/1 新型肺炎、中国が金融支援策 企業の資金繰り警戒
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55152500R00C20A2EA2000/
市場に豊富な流動性を供給
医療用品を生産・輸送・販売する企業に低利融資
医療用品の輸入など海外送金しやすく
新型肺炎の打撃が大きい企業は融資の返済期日延長
新型肺炎の感染者の住宅ローンは返済期日延長
企業の債券発行手続きを簡素化
上場企業の財務諸表の開示期限を延長
中小企業から融資を引き揚げるべきではない共同声明の発表
ブルームバーグ 2020/2/1 中国人民銀、潤沢な流動性維持へ-新型コロナウイルス感染拡大の中で
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-02-01/Q50GMNT0G1KY01?srnd=cojp-v2
2020/02/02 China to inject $174 billion of liquidity on February 3 as markets reopen
https://www.reuters.com/article/us-china-health-cenbank-idUSKBN1ZW074
懸念事項として、デフォルトについて
【中国】
2018/7/3 中国で社債デフォルトが急増、最悪の年に向かう
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-07-03/PB9J456KLVR401
2019/11/29 中国企業のデフォルト、景気減速で2020年も増加-ムーディーズ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-11-29/Q1PVCBT0AFBJ01
【世界】
2018/12/21 世界の社債、9年ぶり安値金融引き締め響く過去に発行急増10年で残高2倍
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO39221300Q8A221C1MM8000/
2019/9/19 社債発行、世界で急拡大 低金利背景に9月最高ペース
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49960350Z10C19A9MM8000/?n_cid=SPTMG002
2020/1/29 世界経済に中期リスク、一段の金融緩和で解決できず=IMF
https://jp.reuters.com/article/imf-economy-risk-idJPKBN1ZR257
引用
>米国の高利回り市場で債務不履行率がすでに上昇しているほか、中国のオンショア、オフ
>ショア双方の社債市場でも債務不履行率の上昇が見られている。
SARSとの比較
2020/2/1 新型肺炎、吹き飛んだ楽観論(NY特急便)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55136900R00C20A2000000/
引用
>市場では新型肺炎の影響を楽観する声もあった。シティグループは30日、「押し目を買え」
>と題したリポートを出した。03年にアジアで流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)を
>引き合いに「当時もアジア株は下がったが、それ以外の世界株は持ち直した」と指摘。今
>回も同じパターンを繰り返すとみる。
>だが、そうだろうか。03年は直前の3年間にS&P500種株価指数は40%下落していた。
>IT(情報技術)バブルの崩壊、イラク情勢の悪化などが重荷となった時期だ。株価は底値
>圏にあり、反発しやすかった。今回は17~19年の3年間に44%上昇し、PER(株価収益
>率)も歴史的な高水準にある。03年と同じ展開になると予想するのは甘い。
>中国の国内総生産(GDP)が世界全体に占める比率は、19年には15%と03年の約4倍
>に上昇している。中国は世界経済にがっちり組み込まれており、この点も03年とは決定
>的な違いがある。