「死ぬなよ(笑)」の言葉の底に潜む怖さ。無職の自分がtogetterを見て思ったこと。
この視点は知っておくべき「マジで通り魔やるか」と決意しかけてやめた話
https://togetter.com/li/1360563
このまとめを読んで「うわぁぁぁぁぁぁ」って思ったこと。
同じように、突発的にやばい感情が湧いた話。
過去に「死ぬなよ(笑)」って友達との別れ際に何気なく言ったことがあった。ほんと何気なく。全くリアリティのない冗談で。
んで、たぶん同じ言葉を言われてたこともあると思うんだ。全く記憶にないけど。
自分:「死ぬなよ(笑)」
友 :「お前もな(笑)」
逆も然り。
友 :「死ぬなよ(笑)」
自分:「お前もな(笑)」
この流れって、本当に悪意なく、発しているし、違和感なく受け入れてた。
だから記憶にもまったく残ってない。
んで、この前、会社を辞めてから元先輩と会って、別れ際に言われた。
元先輩は熱血漢で酒癖があまりよくなく、酔うと説教をしてくるタイプ。酒癖が悪いというめんどくさい点を除くと、可愛がってくれるとてもいい元先輩。
その日も、いつも通りの飲みで、いつも通りの別れ方だったにも関わらず、別れ際に
元先輩:「死ぬなよ」
この時、相手は「(笑)」を含めてたかもしれないけど、
こっちは「(笑)」なんて一切感じなかった。
ここからはまとめの記事と同じ。その瞬間、何かが切れた。殺意までは湧かなかったけど、溢れる怒りの感情。
自分が思ったことは、
「は?なんでそんなこと言われなあかん?え?会社辞めたら死ぬってことなん?ふざけんな」とか、本当にいろいろな思いが走馬灯のように巡った。
とりあえず、怒りの感情を隠さないとと思い
自分:「お前もな」
と返した。気持ち程度の「(笑)」を含めて。
そしたら
元先輩:「俺は死んでもいいんだ(笑)」
と返してきたので
自分「じゃぁ、死ねっ(殺意)」
と返して、その後は言葉を交わすことなく別れた。こっちはぶちギレ。
元先輩は「はっ?」って感じだったと思う。
そして、この記事を書きながら振り返るとこの元先輩との別れ際に「死ぬなよ(笑)」って言葉が使われたのは、初めてじゃなかったと思うんだ。何度かあったと思う。
(だから、ひどい別れ方してしまったなー。って別れた直後から反省はしてる。)
んで、翌日。ここからが何よりしんどかった。
なんともいえない感情が自分の中に産まれ、その感情が数日間にわたって、自分に接してきた。
尋常じゃなく、果てしなくしんどかった。
なーんにもやる気おきん。うわの空。心ここにあらず。って日々が続いた。
なんともいえない感情を振り祓いたいけど、振り祓い方がわからない。
ここまで「死ぬなよ」って言葉に動揺するか?ってくらい動揺し続けた。
自分は、将来のことを必死に考えることで少しずつその感情を祓った(つもり)。
今も、無職の状態だけど、会社辞めて、収入がないって不安が、死を身近なものにして言葉のチカラを覚醒させたのだと思ってる。
で、何が言いたいかっていうと、
「死ぬなよ(笑)」といった死を連想させる言葉は、意図しない秘めたチカラを持ってるっていうこと。
自分の中では、今までかけられた言葉のなかでTOP3に入るくらい強烈に印象に残るフレーズになった。
相手の置かれている本当の環境なんてわかるわけなく、
言葉を発した時の相手の本当の状況次第では気配を感じなかった感情を引き出す可能性がある。
だから死を連想させる言葉はもう二度と発しないと心に誓った。
もしこの記事を読まれた方がおられたら、死を連想させる言葉は発さないでほしい。
終わり